危険物質の輸送

EH:先週農場に行った時、トラックが荷降ろししていました。パレットの上に、さまざまな種類の洗剤と消毒剤が一緒に乗っていました。その中には、危険を警告するピクトグラムが付いているものもありました。すなわち危険物質ということです。これは許されているのでしょうか？

HBY:危険物質の輸送は法で規制されています。ヨーロッパではADR規則がありますが、米国（DOT CFR 49）とカナダ（FDTGA）では異なる規則が適用されます。しかし、共通性も多くあります。運転手、運送業者、積込み業者がこのルールに従うことで、業務上の輸送の安全が保証されるのです。

EH:では、その危険物をただ車に積んで、道路を走ることはできないのでしょうか？

HBY:だめです。だからといって、何も運べないわけではありません。一定の量以内であれば許可されていますが、それほど多くはありません。いわゆる1000点満点のスキームが適用されるのですが、これについてはまた別のブログで紹介したいと思います。

EH:さて、荷降ろしの話に戻りますが、1パレットに過酸化物（Lely グリーンジェリー缶）と酸（Lely レッドジェリー缶）の間にアルカリ剤（Lely ブルージェリー缶）がありました。これは、どう判断したら良いのでしょうか？

HBY:この段階の物流では、それが規制されているため許可されます。チェーン全体が、これに対処するように設計およびトレーニングされています。しかし、製品が配達された時点でその責任は終わり、農家に委ねられます。では、農場ではどのような状態になっているでしょうか？

EH:まぜこぜの状態です。ある場所では非常にきれいにされています。パレットをピックアップし、屋内に運んで、別室に保管します。しかし、、時々パレットが何日も外に置き去りにされ、直射日光や寒気の中に放って置かれているのを見ることがあります。そんな時、私は農家に幾つかの重要なことを伝えます。

HBY:どのような重要な事柄ですか？

EH:危険物を直射日光や寒さの中で保管しないことです。製品によっては、これらの条件に対して非常に敏感であり、凍結したり、パッケージの修正が必要になったりします。また、ラベルが洗い流される可能性もあり、それは最も避けなければいけない状況です。しかし、部外者、特に子供たちの手の届かないところに置くなどの問題もあります。だから、しっかりとカギをかける必要があります！

HBY:これは、確かに良い例ですね。ちなみに、ラベルにもSDSにも保管条件について言及しており、その情報はLelyの化学チャートにも載せられています。何かそれ以外にも実用的なヒントがありますか？

EH:私がいつも農家にアドバイスするのは、まだ梱包されている状態のパレットを別の保管場所に移動することです。そこで開梱し、指定された場所に置いてください。

HBY:整理整頓は、こうあるべきですよね。